では、前回に引き続きウルトラマンの思い出です。
まず、宇宙線(宇宙空間を飛び交う高エネルギーの放射線)が地球に降り注ぎます。それは、太陽光線と交わることで特殊な効果を得ます。その光線が土管に描かれた落書きに当たり、落書きが実体化&巨大化してできた怪獣のお話。
この怪獣ですが、太陽がでている間のみ出現(日が沈むと絵に戻る)、やることは特になく、寝ているだけ。最初に出現したものは、見た目はカワイイ。
自分の書いた落書きが実体化したことによりガヴァドンを書いた少年は大喜び、夜になって友達とともに落書きをした土管の所へ向かいます。そこで子供たちは「ただの白っぽいだけじゃつまらない、カッコよくしよう」とガヴァドンを修正します。最初に登場したものの面影はなく(かなc)、まさに怪獣って感じになります。
寝ているだけのガヴァドンですが、存在しているだけで交通が麻痺したり、イビキがうるさくて迷惑などの理由で退治することが決定します。
そこで、イデ隊員が「今は夜、落書きを消したら、怪獣は消えるはずだから落書きを消してしまおう。」と提案します。しかし、アラシは「科学特捜隊がそんなことできるか!」と一蹴、ムラマツ隊長も「くだらんことは考えるな。」と却下します。
視聴中のワイ「なんでや!一番合理的で簡単な解決法やん。」
なんやかんやあってウルトラマン登場、ガヴァドン退治にむかいます(変身までのプロセスも突っ込みどころがありますが割愛)。しかし、子供たちは自分たちが作った怪獣を倒されることを嫌がります。ウルトラマンに「やめろ!」の大合唱!
まさに「帰ってくれ!ウルトラマン!」状態に・・・
ウルトラマンはこれを聞いて、倒すのはやめますがガヴァドンをどこかへ連れて行ってしまいます。これで一応、怪獣騒ぎは治まります。
根本的なことは一つも解決していない気がするが・・・
ガヴァドンが消えて悲しむ子供たち・・・そんな子供たちにウルトラマンからメッセージが届きます。
「泣くな、子どもたち。毎年7月7日の七夕の夜、きっとガヴァドンに会えるようにしよう。この星空の中で。」(語りは石坂浩二さんのナレーション)
と、ガヴァドンの形をした星座を出現させます。しかし、最初にガヴァドンを書いた少年は・・・
「七夕の日に雨が降ったらどうするんだよ。」
と冷静に突っ込みます。しかし、これに対してウルトラマンから答えが返ってくることはありませんでした。これには笑わせてもらいました。
この話の最後も印象的でした。隊員たちが子供たちが落書きしている所を歩いているのですが、ここにナレーションが入ります。
「この沢山の落書きに、いつまた特殊放射線を含む宇宙線が当たらないとも限らない。だがしかし、自分の好きなものを絵に描く自由は子供達のものである。ムラマツ隊長は、この絵を見ながら心が真っ暗になったのである。」
これは様々な解釈をされると思いますが、にわかおじさんは、単純に「そんなこと言わんでええやん。」と思いました。(異論はあるとは思いますが、そう思ってしまったのだから仕方ありません)
様々な所に驚いたり、笑ったり、突っ込んだりとかなり印象に残った回でした。
⑥第36話「撃つな、アラシ!」
これは話が印象に残ってるのではなく、タイトルが印象的だったので・・・
正直「ダチョウ倶楽部かよ!」って思ってしまいました。(この話が好きな方には申し訳ない)
ガヴァドンのくだりが大分長くなってしまったので、今回はここまでです。
まさかのその3へ続きます。
ここまで読んでくれた方ありがとう!その3でお会いしましょう。